「県産小麦のパン」山田湾ベーカリー 取材体験記

県産小麦と酵母で作ったパン。味の違いは?

パン作りの様子

 「地産地消を目指して、原料も地元の生産者から買っているんですよ」と教えてくださったオーナーの川村さん。小麦粉は「ゆきちから」「ねばりごし」を、酵母は「自家製天然酵母」と盛岡の石割桜から採取した「石割桜酵母」を使用しているそうです。

 原料が違うとパンはどう変わるの?

―そこで今回は特別に、お店で作られている「ゆきちからと自家製天然酵母のパン」「ゆきちからと石割桜酵母のパン」と「市販の食パン」の3種類で食べ比べをさせていただきました。

パン作りの様子

 まずは香りから…と確かめてみると、明らかに違いがわかることにびっくり!特に「石割桜酵母」が入ったパンからは、爽やかで甘酸っぱい香りがふわっとしてきました。もう誰も「市販の食パン」を手に取ろうとしていません。

 食べてみると、「自家製天然酵母」が入ったパンはふわふわしっとり、「石割桜酵母」が入ったパンはもっちりとしてご飯のような弾力があり、噛めば噛むほど甘みが出てきました。無添加ならではの小麦粉の味と香りもしっかりと感じられ、「何もつけない食パンをこんなに味わって食べるのは初めて」というくらい、驚きと感動の連続でした。

店内でのスナップ

 「おすすめの石割桜酵母食パンは香りや弾力、風味の違いを味わってほしいですね」とおっしゃるのは店長の堂田さん。クセのない、小麦粉の香りも引き立つ食パンは飽きが来ないので、おすすめ商品であるのにも納得です!

 「山田町を好きな人に、地元の美味しいパンを」そんな想いに触れ、気持ちが込められたパンで胸いっぱい、お腹いっぱいの体験になりました。

盛岡大学3年 五十嵐 由香(山形県鶴岡市出身)